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文具・事務用品市場/2013年度は0.6%増の4704億円

2015年01月09日 / トピックス商品経営

矢野経済研究所は1月9日、文具・事務用品市場に関する調査結果2014を発表した。調査によると、2013年度の国内文具・事務用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年度比0.6%増の4704億円と推計した。

2011年度まで縮小基調で推移していた市場だが、パーソナルユースの高機能・高付加価値商品が浸透している筆記具市場が復調に貢献した。

一方で、紙製品市場は横ばい、事務用品市場は依然として法人需要での経費削減の流れが強く、縮小基調で推移している。

2013年度の国内ボールペン(水性ボールペンおよび油性ボールペンの合算値)市場規模は、10.4%増の415億円(メーカー出荷金額ベース)となり、水性ボールペン、油性ボールペンともプラス成長で推移したと推計する。

水性ボールペンでは、消せるボールペンが引き続き大きく伸長し、市場の拡大をけん引し、筆記具市場において最も構成比の高かった油性ボールペンの市場規模を上回った。

一方、油性ボールペンも個人需要に対応した「滑らかな書き味」の油性ボールペンが好調に推移するとともに、ノベルティ商品などの法人需要にも活発化が見られた。

調査における文具・事務用品とは、筆記具(鉛筆、万年筆、油性ボールペン、水性ボールペン、シャープペンシル、油性マーカー、水性マーカー)、紙製品(ノート、学習帳、手帳類、封筒、アルバム、ルーズリーフ、レポート用紙)、事務用品(ファイル類、粘着テープ、印章類、ラベル類、事務用のり、黒板類〔ボード他〕、修正用品、カッター、ステープラー、消しゴム、文具はさみ、電子文具、電子辞書)の3分野27品目を対象とした。なお、水性ボールペンにはゲルインキボールペンを含む。

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