流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





セブン&アイ/バーニーズジャパンを子会社化

2013年12月04日 / 経営

セブン&アイ・ホールディングスは12月4日、バーニーズジャパンを子会社化すると発表した。

東京海上キャピタルの運営するファンド(TMC)が保有するバーニーズジャパンの株式を取得するもの。

バーニーズジャパンは「BARNEYS NEW YORK」ブランドを展開するほか、自主編集売場を中心とした店舗を運営する。2013年月期の売上高は195億2200万円。株主は、住友商事12万7801株とTMC12万7800株で、セブン&アイがTMCの保有株のすべてを取得する。

セブン&アイグループのそごう・西武では、上質で魅力ある暮らしを提案する「新しい百貨店」の創造に挑戦しており、他店舗との差別化を図るため、プライベートブランド商品を中心とする自主開発商品の強化に取り組んでいる。

今後、バーニーズジャパンの持つ商品調達力や売場編集力などのノウハウを活用し、商品開発力をさらに強化する方針だ。

バーニーズジャパンは、高い粗利率に裏打ちされた事業収益力や高感度でブランドロイヤリティの高い優良な顧客による支持を得続けており、百貨店事業と早い段階でのシナジー効果が期待できる。グループを挙げて推進するEC事業「オムニチャネル」分野との連携も視野に進めていきたいという。

バーニーズ ニューヨークは1923年、マンハッタンに設立し、現在、米国内に32店舗(CO-OP、アウトレット含む)、日本では2011年9月にオープンした日本第5号店となる福岡店を含め、合計10店舗(アウトレット5店舗含む)を展開している。

商品は、バーニーズニューヨークのオリジナルブランドとヨーロッパやアメリカ、日本などのデザイナーブランドにより構成し、全商品の約70%がイタリアを中心とした直輸入品。

■バーニーズジャパンの概要
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-8 SOUTH GATE新宿6F
会社設立:1989年6月16日
代表者:代表取締役社長上田谷真一
資本金:49億9000万円
事業内容:紳士服、婦人服、洋品雑貨、化粧品、ギフト雑貨などの販売及び輸入
主な取扱商品:イタリアを中心としたヨーロッパおよびアメリカ紳士・婦人服洋品雑貨で約70%が直輸入品。
店鋪:バーニーズ ニューヨーク新宿店(1990年11月開店)、横浜店(1993年8月開店)、銀座店(2004年10月開店)、神戸店(2010年3月開店)、福岡店(2011年9月開店)

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧