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玉川大学/電子書籍版の教科書を導入

2014年01月16日 / トピックス商品経営

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紀伊國屋書店と玉川大学は、学生が電子書籍を教科書として使用できる環境を構築する共同プロジェクトの開始に合意した。

プロジェクトでは、紀伊國屋書店の電子書籍プラットフォームKinoppyを採用し、4月から電子書籍版教科書を順次、導入する。

あらかじめ電子書籍版教科書の使用が認められた授業で学生が紙と電子のいずれかを選んで教科書を購入が可能で、授業では紙の教科書を使う学生と電子書籍を使う学生が並存することになる。

担当教員は学生が電子書籍を使用した場合の学習実態を評価し、紀伊國屋書店はその評価を将来的な電子書籍の利便性・有効性の向上につなげる。

日本における電子書籍の利用はめざましく進んだものの、大学の教科書としてはまだ一部で実験的な取り組みが進められているに過ぎない状況がある。

学生が教科書を購入する際に紙と電子の好きな方を自由に選べる環境を大学として整備する事例は国内では初めてで、予習・復習も含めた大学生の学習全体にとって電子書籍という新たなメディアがどのように役立つのかを具体的に検証できる試みとなる。

紀伊國屋書店は、プロジェクトを進めて行くことで、未だ十分には進んでいない専門書の電子書籍化を出版社に対して強力に働きかけ、同様のプロジェクトを他大学にも広げる計画だ。

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