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スターバックスコーヒージャパンは4月7日、コーヒー豆かすを飼料や肥料として再生利用する取り組みを開始すると発表した。
「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」に基づく「再生利用事業計画(食品リサイクルループ)」について、3月28日に、関係三省(農林水産省、環境省、厚生労働省)より2件同時に認定された。
コーヒー豆かすを飼料・肥料として再生利用する食品リサイクルループが認定されたのは国内で初めて。
同社の食品廃棄物の大半は、毎日スターバックス店舗で提供するコーヒーを抽出した後に残る豆かすが占めている。豆かすを有効に利活用できる持続可能な循環システムの構築を目指し、食品リサイクルループの実現に至った。
メニコン、三友プラントサービス、ハリマ産業エコテックとともに実証実験を重ね、コーヒー豆かすを原料とした乳酸発酵飼料と堆肥の製造を実現した。乳酸発酵飼料化技術に関しては、メニコン、三友プラントサービスと3社で特許を出願する予定という。
今回、認定を受けた事業計画では、関東と関西の一部スターバックス店舗を対象に水切りしたコーヒー豆かすを回収し、食品リサイクル事業者を通じ牛に与える乳酸発酵飼料、野菜を育てる堆肥として再生利用を実施する。
さらに、この飼料を用いて育てられた乳牛のミルクや、堆肥で育てられた野菜を一部のスターバックス店舗でドリンクやサンドイッチの原料として用いるほか、この取り組みに協力する食品関連事業者でも野菜を引き取り、販売する計画だ。
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