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松屋銀座/4月23日までの店頭売上5%減、増税の買い控えは軽微

2014年04月25日 / 経営

松屋銀座の4月23日までの店頭売上高は前年比5%減となった。

25日リニューアルオープンした地下食品売場のリニューアル発表会で、古屋穀彦銀座本店長が明らかにした。

<古屋店長>
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4月売上は、食品売場の改装に伴う一部売場の休業や昨年実施した催事の中止などの影響を含んでおり、特殊要因を除けば、実質的に前年並みに近い数字だという。

古屋店長は「前回の増税時の97年と比べて、お客さんの反応が冷静であったこと、4月の桜にあわせて来日した外国人観光客が増加したこと」を売上の要因としてあげた。

97年の増税時は、4月は20%近い落ち込みとなっており、今年は、お客の商品マインドが冷静で、贈答品のギフトアイテムの価格帯は下がっていないという。

増税の影響は4月~6月ぐらいまでを見込むが、集客力の高い食品売場を改装することで、新規顧客の取り込みや外国人観光客対応を強化し、前年越えの売上を計画する。

夏のクリアランスセールを本格的な消費回復のターニングポイントとして捉えており、松屋銀座では、6月末からか、遅くとも7月1日には、クリアランスセールを実施し、さらなる消費喚起を図る予定だ。

古屋店長は、「財布のひもが固くなり、買い物を控えている人でも、2、3か月ぐらいで買物したくなる時期となる。クリアランスは、商品価格は下がるが、その分商品価値が上がる取り組みであり、しっかりとセールを打ち出していく」という。

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