韓流百貨店/民事再生申請、負債3億4218万円
2014年05月08日 / 経営
帝国データバンクによると、韓流百貨店は4月21日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。負債は債権者約49人に対し約3億4218万円。
2005年4月にKIM’SCLUBの商号で設立。その後、2012年3月に有限会社韓流百貨店に商号を変更。同年4月に株式会社に組織変更した。
当初は飲食店向けに韓国食品の卸業務を手がけていたが、2008年11月にJR新大久保駅から徒歩1分の場所に新大久保エリア最大規模の韓流ショップ「韓流百貨店」(新大久保本店)、2010年4月に横浜中華街店をオープンした。
韓国人タレントのポスターや文具、ストラップなど各種グッズのほか、韓国食材、化粧品、音楽CDなどの販売を手がけ、韓流ブームに乗って業容を大幅に拡大。2012年1月期には年売上高約16億1900万円を計上していた。
しかしその間、2011年11月には新大久保店を上回る売り場面積の韓流ショップが近隣にオープンするなど、同業店との競合が激化し、2013年1月期の年売上高は約11億3800万円にダウン。韓流ブームがピークを過ぎるなか、自主再建を断念した。
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