流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ヤフー/クレジットカード事業に参入

2014年06月25日 / 経営

ヤフーは6月25日、クレジットカード事業に参入すると発表した。

Jトラスト傘下で、「KCカード」ブランドを展開するKCカードが新たに会社分割により設立するケーシーの株式を取得する。

ケーシーは7月31日に設立予定で、ケーシーが発行する全株式を、ソフトバンク・ペイメント・サービスと共同で取得する。株式の65%をヤフー、35%をソフトバンク・ペイメント・サービスが取得する。

株式の譲受金額は350億円。

ヤフーは株式の65%をアドバイザリー費用を含め227億8500万円で来年1月に取得する。

新設会社のケーシーは、KCカードの社員・顧客・ブランドを承継する。クレジットカード事業へ参入する環境を調える施策の一環で、クレジットカードの発行を担う。クレジットカードのブランド名に「KCカード」を使うかは未定という。

ヤフーは、クレジットカード会社を子会社化することにより、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!などのeコマースのサービスを高める計画だ。

ソフトバンクショップでの会員獲得を推進するため、ケーシーは、ソフトバンクグループ各社の決済を担当するソフトバンク・ペイメント・サービスからも出資を受けるという。

会社分割後のKCカードは、Jトラスト傘下でカード事業を継続し、新たなカードブランドを展開する予定だ。

Jトラストによると、「eコーマースと融合したクレジットカードは競争の激化が予想されるため、会社分割を決定した。今後は、地域に根ざした地場のクレジットカードの発行をカード事業の柱としたい」という。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧