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オリックス/ベトナムの日用消費財卸売大手MESAに投資

2014年08月21日 / 海外経営

オリックスとドリームインキュベータ(DI)は、共同で運用する「DIアジア産業ファンド(DIAIF)」において、ベトナムで日用消費財卸売や飲食事業を手がけるMESA社の卸売事業部門に出資した。

MESAは、卸売事業を新設する子会社に移管し、DIAIFは、子会社の株式約22.6%を取得した。

1995年に創業し、日用品や食品などの卸売事業とレストラン事業を展開し、売上の大半を占める卸売事業では、ベトナムで最大級の売上規模を誇り、欧米メーカーのP&GやNestleなどと強固な取引関係を築いている。

ベトナムの小売市場における売上の約80%を占めるとされる小規模店舗のパパママショップ約12万5000店との販売ネットワークを構築し、高い経済成長を背景に卸売事業の売上規模は直近5年で年平均約15%の増収を果たし、2013年12月期の卸売事業の売上高は、110億円強を計上している。

今回の出資受け入れを機に、日系消費財・食品メーカーとの提携を推進していきたい意向を持っているという。

DIAIFは、DIから戦略コンサルタントを派遣し、同社の経営戦略の構築支援を行うとともに、日系消費財・食品メーカーとの提携を積極的にサポートすることで、MESAの企業価値の向上を目指す。

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