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オンワードHD/3~11月は売上高0.8%増、営業利益23.4%減

2015年01月09日 / 決算

オンワードホールディングスが1月9日に発表した2015年2月期第3四半期決算は、売上高2077億2000万円(前年同期比0.8%増)、営業利益81億2100万円(23.4%減)、経常利益87億2000万円(26.5%減)、当期利益58億2300万円(1.1%増)となった。

アパレル・ファッション業界は、消費税率引き上げ前の高額品を中心とする駆け込み需要や訪日外国人による消費の下支えがあったものの、駆け込み需要の反動減や実質賃金の伸び悩み等に伴う消費者の節約志向の強まりに加えて、相次ぐ天候不順の影響も重なり、店頭の販売動向は総じて厳しい状況となった。

グループは、国内事業、海外事業ともに選択と集中を進め、基幹事業と主力ブランドへ必要な投資を行い、安定的で収益性の高い事業の拡大を図るとともに、今後成長が見込める分野や市場に向けた新規ビジネスの開発を進めた。

国内事業は、グループを挙げて顧客視点に立った質の高い商品・売場環境・サービスをさらに追求したことにより、国内事業全体としては増収を確保した。

中核事業会社であるオンワード樫山を中心に主力のレディス事業の販売が想定を下回ったことなどから、収益面では減益となった。

海外事業に関しては、欧州事業の構造改革が進む一方で、特にアジア事業の回復が計画より遅れていることから、全体としては厳しい業績となった。

通期は、売上高2779億円、営業利益73億円、経常利益83億円、当期利益47億円の見通し。

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