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楽天市場/動画100本以上の掲載店舗、平均月商4820万円

2015年01月15日 / 経営

楽天は1月15日、東京国際フォーラムで「楽天新春カンファレンス2015」を開催した。

三木谷浩史社長は講演の中で、出店者のうちサイト内で、動画コンテンツを100本以上掲載している出店者の平均月商が4820万円であることを明らかにした。

<三木谷社長>
三木谷社長

三木谷社長は、「今後、魅力あるショップとして運営するには、商品のキュレーション(目利き)のほか、コンテンツの豊かさが必要だ。コンテンツに魅力がないサイトは見向きもされない。バーチャルフィッティングや実演販売など、商品力だけでない、商品の魅力を伝える表現方法が重要だ」と語った。

動画コンテンツの有用性を踏まえて、楽天では出品者向けにスマホで動画が作成できるコンテンツ「楽天R-Video」も提供。今後、3D、バーチャルフィッティングなどの機能を楽天市場に加える方針だ。

2014年元日のデバイス別の利用比率で、スマホを中心とするモバイル比率が57.2%となり、過半数を超えたことも明らかにした。

「つい5年前まで、2020年にはモバイル比率が50%を超えるという議論があったが、2015年のいま、すでにモバイル比率が50%を越えた。今後、PCと異なり画面が小さいモバイルで、いかに商品の魅力を表現するか、それが課題となる」と指摘した。

動画コンテンツとあわせて、既存のファッション雑誌などと連動したマガジンコマースも推進する方針で、「雑誌のエンタ-テイメントの世界を、ショッピングの世界に近づけていく」と語った。

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