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夢展望/人員削減と役員報酬減額

2015年02月12日 / 経営

夢展望は2月12日、全社員を対象に50人程度の希望退職者を募集と役員報酬の減額など、経営合理化策を発表した。

従来から実施していた役員報酬の削減をさらに進め、2015年3月期(2014年10月1日~2015年3月末日)は変則決算の6か月だが、前年同期間比(2014年10月1日~2015年3月末日との対比)で61%削減し、前年同期間比2500万円の費用削減を行う。

厳しい市場環境を打開するため、自助努力として新規ブランドの開発を実施してきたものの、2014年9月期の業績は当初予想よりも著しく落ち込んだ。

今期も、既存顧客向けのカジュアルブランドなどの新ブランドの展開を強化したが、これまでギャル特化のヤングレディース向けアパレル企業として成長してきたため、トレンドの変化により、自社のブランドイメージが現在のトレンドとギャップがあるような印象が強く残った。

能動的に自社サイトにアクセスして商品を確認しなければならないECチャネルでは、購入動機を引き下げる効果が働いていると考えられ、直近の売上も想定を下回って推移している。

ブランディングの逆作用や円安傾向は当面持続することが見込まれるが、従来のブランドの統廃合を行い、3月から該当ブランド管理業務の費用削減を実施する。

費用の削減に関しては、希望退職者の募集に影響されるため、現時点での合理化に伴う金額算定は困難なため、施策の動向が判明次第開示する。

ブランドの統廃合に伴い過年度商品のうち収益性の低下している商品と廃止するブランド商品に関しては、通常の販売計画から分離し在庫処分を実施する。それに伴い、商品に関連する損失を2015年3月期において1億5000万円見込む。

東京支店を廃止し、8月以降の費用として事務所賃借料と光熱費を月額で200万円程度の削減をする。

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