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伊藤忠商事/ブランド品宅配買取サービス会社と資本業務提携

2015年02月16日 / トピックス商品経営

伊藤忠商事とBEENOSの子会社デファクトスタンダードは2月13日、資本業務提携すると発表した。

<ブランディアのサービスフロー>
ブランディアのサービスフロー

デファクトスタンダードが運営するブランド品宅配買取サービス「ブランディア」のさらなる規模の拡大、Eコマース事業のグローバル展開を目的に資本業務提携する。

今回、デファクトスタンダードは伊藤忠商事を引受先とした新株発行を伴う第三者割当増資等を行い、伊藤忠商事はBEENOSに次ぐデファクトスタンダードの主要株主となる。

デファクトスタンダードが運営する「ブランディア」は、2007年3月よりサービスを開始し、「宅配買取サービスモデル」を構築、最先端ITシステムを駆使した効率的オペレーションにおいて中古EC売上高ナンバーワンのポジションを確立した。

お客から送付されたブランド品を「ブランディア」が買い取り、独自のマーケティングとノウハウによる査定を行い、オンラインマーケットプレイス(オークション)に出品するCtoBtoCのモデルで、中古品EC市場では2014年度実績で売上ナンバーワンとなった。

販売チャネルのひとつである「ヤフオク!」では、5年連続で年間ベストストアを獲得した。

取扱ブランドは、洋服、バック、アクセサリーなどハイブランドから身近なブランドまで6000種類以上と幅広く、サービス開始から8年経たずして累計利用者数は100万人を突破(2015年1月26日時点)した。

買取チャネルとしては自社サイトだけでなく、生協各社、ディノス・セシール、東急電鉄などパートナーとの連携を図っており、そのほかにもヤフーの「Yahoo!買取」やヤマダ電機の「ヤマダ買取」といったサービス連携等を広げるなど、国内の買取件数においてもナンバーワンのポジションを確立した。

査定料や往復送料などがすべて無料となっているほか、当日発送サービス・当日査定サービスなど顧客目線を常に意識し、インターネットとリアルを結びつける仕組みを活かした迅速な対応力が強みという。

伊藤忠商事とデファクトスタンダードは、これまで伊藤忠グループとの提携による「ブランディア」事業収益の拡大や物流資材の調達サポートによるコスト削減など、事業面での連携を行っていたが、資本業務提携により、伊藤忠商事はデファクトスタンダードの株式10.8%を保有し、更に一歩進んだ協業を進める。

伊藤忠商事の持つグローバルなネットワークを活用した海外展開(海外での販売先事業者開拓など)やデファクトスタンダードの事業構築ノウハウを活用した新規ビジネス開発を目指す。

BEENOSグループとしても、今回の提携を契機に、クロスボーダープラットフォーム事業領域を中心に伊藤忠グループとの連携を行い、インターネットを通じた新たな流通モデルの構築を共同で進める。

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