流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





志正堂/事務用品販売、特別清算で負債87億4900万円

2015年02月18日 / 経営

  • 関連キーワード
  • 負債

帝国データバンクによると、事務用品、OA機器などを販売する志正堂は、2月6日に東京地裁から特別清算開始決定を受けた。

負債は2012年3月期末時点で約87億4900万円だが、その後に変動している可能性がある。

事務用品販売を手がける志正堂(1947年6月設立)の事業を継承するかたちで1963年4月に設立。大手企業、中小企業、SOHOまでを販路として、文具、事務用品、OA機器、オフィス家具や家電、ギフト、ノベルティなど幅広いアイテムを扱い、1991年9月期に年売上高約107億3900万円を計上、2006年9月期には年売上高約204億1500万円を上げていた。

その後は、ネット通販業者の台頭などから売り上げは落ち込み、2014年3月期(2012年に決算期変更)の年売上高は約105億円にダウン。

この間、大手事務機器販売会社を窓口とした一括仕入れ体制に移行するとともに、同社から社長の受け入れ、資金支援を受けるなどして立て直しを図っていたが、財務面は債務超過に陥るなど業況は好転しなかった。

このため、2014年12月に上記の大手事務機器販売会社のグループ企業にすべての事業を継承したうえで、2015年1月1日付で存続期間の満了により解散していた。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧