流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





米国ネスレ/人工香料・着色料の使用中止、すべてのチョコレート菓子で

2015年02月18日 / 商品

ネスレUSAは現地時間2月17日、米国で発売するすべてのチョコレート菓子について、人工香料や、FDA(米食品医薬品局)が認可した着色料の使用を取りやめると発表した。2015年の末までに、「クランチ」「バターフィンガー」などを含む250以上の商品で実施する。

<ネスレUSAが展開するチョコレート菓子>
ネスレUSAが展開するチョコレート菓子

2015年半ばをめどに店頭での切り替えを始め、当該商品については、「人工香料・着色料不使用」の表示を入れる。

同社が実施した調査などから、米国の消費者が人工香料・着色料を使用しない菓子を志向する傾向にあることがわかっため。

同社は今後、「味に影響を与えたり、値上げをしたりしない方法で」(ネスレUSA菓子・スナック部門プレジデントのドリーン・アイダ氏)、人工香料・着色料を天然素材由来の成分に変えていく方針だ。

FDAが認可しているカラメル色素についても、今後、チョコレート菓子に使用しない方向性を模索するとしている。同社が展開する250以上のチョコレート商品で、現在、カラメル色素を用いているのは9商品のみ。

さらに、ネスレUSAは今後、米国で発売するチョコレートやチョコレート以外の菓子商品のすべてに関しても、人工香料や着色料を使わない考えを示している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧