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アスラポート・ダイニング/ラーメンのワイエスフードと資本業務提携

2015年03月04日 / 経営

アスラポート・ダイニングは3月2日、ラーメン店を運営するワイエスフードと資本業務提携を行うと発表した。

焼肉、居酒屋などの外食フランチャイズを中心に全国で429店を展開する中で、外食部門の競争力向上のため「ブランドポートフォリオの強化」にも取り組んでおり、主に昼の需要を獲得できる業態を重視している。

ワイエスフードは筑豊ラーメンのブランド「山小屋」、「ばさらか」、「一康流」、「Y’s-KITCHEN」などを国内外で160店を運営しており、近年ではアジアを中心とした海外展開にも注力している。

「食のバリューチェーン構築」「ブランドポートフォリオの多様化」といった目標、課題に取り組む中で、それらを協力して進めることのできるパートナー企業を探していたところ、取引先を通じてワイエスフードを紹介され、同社との間でアライアンスに関する協議を行う機会を得た。

国内では、原材料の共同購入によるスケールメリットを活かしたコストの削減に加え、物流拠点の最適化にも取り組むことにより、原材料を始めとする資材の保管・出荷業務の効率化等のシナジー効果が期待できる。

海外では、アスラポート関連企業の持つ欧州、北米等のネットワークを活用し、ワイエスフードがまだ展開していないエリアへ「山小屋」、「ばさらか」、「一康流」、「Y’s-KITCHEN」などのワイエスフードが持つブランド店舗の出店を行う。

ワイエスフードがこれまでの海外事業展開で培ったノウハウを活かし、アスラポートが展開する各種ブランドの海外進出に対するコンサルティングを行うなど、両社の経験、強みを活用した新たな収益の獲得を目指す。

資本提携では、アスラポートがワイエスフードの保有する自己株式287,300株を自己株式処分により取得することで合意した。議決権総数に対して8.01%を取得した。

ワイエスフードは、アスラポートの筆頭株主であるHSIグローバルから、普通株式199,300株(発行株式総数の1.02%、取得総額8500万円)を市場外取引により取得した。

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