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日本ユニシス/ぴあ、ローソンHMVエンタテイメントと新会社

2015年05月18日 / IT・システム経営

日本ユニシスは5月18日、オーガス、イープラス、ぴあ、ローソンHMVエンタテイメント(LHE)と、票券管理や施設予約管理システムの販売・開発を請け負う新会社、オーガスアリーナを設立したと発表した。

5月1日設立し、資本金は2400万円。出資比率はオーガス33.4%、イープラス20%、ぴあ20%、LHE20%、日本ユニシス6.6%。

エンタテインメント業界では、ライブイベントを中心とした興行市場が堅調に推移しており、これに伴い、興行チケットのインターネット販売も増加の一途をたどっている。こうした中、興行主催者やチケットエージェント各社では、票券管理業務の効率化という共通の課題を持っていた。

今回の新会社設立は、すでに多くの興行主催者で活用されている票券管理システム「オーガスアリーナ」を、チケットエージェント各社が共通利用することにより、主催者の票券管理業務に関する人的な入力負担を軽減することを目的としている。

共通のプラットフォームを利用することで、個別に入力していた票券業務が省力化される可能性に期待を感じた各社によって、今回の共同出資が実現した。

新会社では、すでに「オーガスアリーナ」を導入している主催者に加え、今後も導入先を順次拡大する予定だ。昨今の興行チケットの販売方法の多様化に伴い、活用範囲が相対的に拡大していくことを想定し、現在の機能に改良を加えた、次世代版の開発・提供も進める。

票券管理システム「オーガスアリーナ」は、会場レイアウトの作成やプレイガイドへの割当などの座席や販売委託の管理、チケットのレイアウト作成や一座席ごとの発券・印刷などの機能を持つ、票券管理業務ソリューション。

次世代版の「オーガスアリーナ」では、日本ユニシスの開発・保守ノウハウを活用し、業界標準システムの構築を進めていくという。

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