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トリドール/オランダの外食チェーン「WOK TO WALK」を子会社化

2015年06月30日 / 店舗海外経営

トリドールは6月30日、欧州を中心とした17ヶ国で67店舗を展開するアジアン・ファストフード「WOK TO WALK」の運営会社の60%の株式を取得すると発表した。

<WOK TO WALK>
WOK TO WALK

「WOK TO WALK」は、2004年にオランダのアムステルダムで誕生した、タイの屋台料理をコンセプトとしながらも、欧米のトレンドを取り入れながら現代風にアレンジした、フライドヌードルやフライドライス、フライドベジタブルを、イートインとテイクアウトで提供するアジアン・ファストフード業態。

同業態を新たにグループに迎え入れ、ヌードル・カテゴリでの店舗展開を軸としてグローバル市場でスピーディーに事業を拡大する。

5年後の2020年末までに欧州を中心に「WOK TO WALK」業態で世界500店舗体制の確立を目指す。

「WOK TO WALK」では、まずはベースとなるヌードルやライス・野菜を、次に加える具材を、最後にソースを自分で選び、従業員が食材を中華鍋で一気に炒めて仕上げる。

出来たての商品の美味しさのほか、自分の好みで食材を組み合わせる楽しさや、目の前で炎とともに炒める調理シーンのエンタテイメント性も人気となっている。

主力業態である丸亀製麺と同じヌードルのカテゴリである事に加え、「手作り」「出来立て」へのこだわりや、オープンキッチンによる調理の実演性を競争優位点とする理念の面でも自社と合致した。

既にブランドとして世界の多くの国々で一定の評価を得ている業態に、自社の強みである店舗展開力を付加することで、欧州を中心にスピーディーな出店を実現し、海外事業の収益の柱へと育成する予定だ。

今後も引き続き、海外外食市場で積極的な投資を継続し、世界を舞台に新しい外食文化を創造するという。

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