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伊藤忠商事/ハワイ発祥の「レイン・スプーナー」の独占輸入販売権

2015年08月27日 / トピックス商品店舗経営

伊藤忠商事は8月24日、レイン・スプーナー社と、日本市場における「レイン・スプーナー(reyn spooner)」ブランドの独占輸入販売権とマスターライセンス権に関する契約を締結したと発表した。

写真<アラモアナSCの店舗>
アラモアナSCの店舗

2016春夏シーズンよりインポートとライセンスを組み合わせた総合的な展開を開始する。

ライセンスにおけるアパレル、バッグ、靴など服飾雑貨を中心とした展開の拡大などを通して、5年後には小売上代ベースで売上20億円を目指す。

レイン・スプーナーは、1956年創業のハワイ発祥のライフスタイルブランド。創業者の一人であるレイン・マッカラー(Reyn McCullough)氏は、1949年にカリフォルニア州サンタカタリナ島で紳士服店を開業した。

もう一人の創業者であるルース・スプーナー(Ruth Spooner)氏は、1956年にハワイ州オアフ島のワイキキビーチでカスタムメイドのサーフトランクスの展開を始めた。

その後両者が連携して、創業以来一つ一つ手描きで描き起こしてきた2000種類にも及ぶプリントパターンや、プリント生地を裏返しにするという革新的な方法で洗いざらしたような風合いを表現するスタイル、さらに「スプーナークロス」と呼ばれる、洗うほどにしなやかな風合いを出す独自のコットン・ポリエステル混紡素材を開発し、ハワイアンシャツのパイオニアとしての地位を確立した。

現在、アラモアナショッピングセンターなどの直営7店のほか、百貨店や専門店などで展開しており、創業以来60年近く経った現在もハワイを代表するブランドとなっている。

日本市場では、1996年頃から百貨店・専門店においてインポートを中心に展開してきた。今回、日本市場における「レイン・スプーナー」ブランドのブランディング強化をめざすレイン・スプーナー社と、将来のアジア展開を視野に付加価値が高く良質なブランドの導入を目指す伊藤忠商事との方向性が合致したことから、契約の締結に至った。

今後は、伊藤忠商事のブランドビジネスとアパレル生産における豊富な経験とノウハウ、伊藤忠ファッションシステムのマーケティング機能を活用し、日本市場におけるインポートとライセンスを組み合わせた総合的な展開により、「レイン・スプーナー」ブランドの価値向上と認知度拡大に努める。

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