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インフォア/小売業に特化したクラウド版Infor Cloud Suite Retail発表

2015年11月05日 / IT・システム店舗海外経営

米国インフォアは、小売業界を取り巻く環境に対応できる最新のエンタープライズアプリケーションを、新たにクラウドで提供する。

小売ビジネスに特化した部門を新設し、同部門は、敏捷かつ柔軟なオペレーションが可能な独立した部門として立ち上げたが、約30億ドル相当の規模を誇る巨大エンタープライズアプリケーション企業であるインフォアのリソースを利用できる。

日本市場での展開については、現時点では未定。

Infor CloudSuite Retail は、商品管理、在庫管理、オーダー管理、価格決定と販促管理、原価管理、在庫元帳と売上監査、在庫補充と割り当て、統合計画の業務分野に対応するように設計されている。

2016年提供開始予定のInfor CloudSuite Retailの設計コンセプトは、クラウドの利点が、マルチテナント方式でアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のセキュアなホスティング環境を利用できるだけでなく、最小限のダウンタイムと業務の中断でアップグレードが可能なこと。そして大規模なスーパーコンピューティングを利用して、データ分析や意思決定を変革できることを挙げている。

最近のクラウド企業は、オープンソーステクノロジー(例:HadoopやNode.js)を基盤としている。

最新のオープンソーステクノロジーを使うことで、膨大な量のリアルタイムデータを、これまでは実現できなかったような方法で管理できるようになる。

さらに、サプライチェーン(例:商品やオーダー)をネットワーク化することで、サプライヤとパートナーで構成されるネットワークを小売企業が顧客の代わりに編成できるようになった。

世界最大のクラウドベースのグローバル・コマース・プラットフォームを持つ(インフォアが買収した)GT Nexus社の相互接続可能で俊敏なビジネスネットワークを利用すれば、これまでとは比較にならないほど効率的かつ迅速に取引できるようになる。

Infor CloudSuite Retail は、実店舗やソーシャル、モバイル、ファッション、ハードライン、量販店、食品雑貨店などを含む、異なる小売形態やタイプにグローバル規模で対応する。

またスイートは、従来のようにソフトウェアをプラットフォームから一旦除去してリプレイスするといった方式ではなく、次世代の機能を有効活用できるような方法で設計、実装することが可能という。

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