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日本橋高島屋/売上構成比60%、12月のお歳暮ピークに向け決起大会

2015年11月26日 / トピックス商品店舗経営

日本橋高島屋は11月26日、開店前の8階ギフトセンターで、お歳暮商戦のピークへ向けた従業員による決起大会を開催した。

写真1<決起大会の様子(中央が亀岡店長)>
決起大会の様子(中央が亀岡店長)

同店では11月12日から、お歳暮の受注を開始しているが、例年、受注のピークは11月下旬~12月上旬に集中している。12月はお歳暮の売上構成比で60%を占めることから、決起大会を開催した。

亀岡恒方店長は「お歳暮では、相手先の生活やライフスタイル、気持ちを感じて商品を贈るお客さまが増えている。これからクリスマス、お正月など、人が集まることが増える。今年は、そういった生活のシーンにあった商品を提案する」とあいさつした。

2015年の高島屋全体のお歳暮の売上目標は前年比2.3%増。関西圏では10月中旬からお歳暮を開始し、早期割引も導入しているが、関東圏の店舗では早期割引を導入していないこともあり、実際に商品を贈る12月にギフトを買い求めるお客が多いという。

日本橋高島屋の直近までのお歳暮売上高は約2%減、高島屋全体でも2%減程度で推移している。売上構成比の高い12月に話題を作り、売り上げの拡大を狙う。

写真2<クリスマスパーティーの演出>
クリスマスパーティーの演出

法人需要が減り、個人需要が増える傾向が続くお歳暮商戦では、より個人需要にあった提案を目指した。お歳暮を贈る人は減っているが、クリスマスプレゼントを贈る人は多いことに着目し、クリスマスのパーティーシーンを演出した商品ディスプレイを実施した。

お歳暮の時期は、クリスマス、年越し、迎春など、イベントが多い時期と重なり、お歳暮としてだけでなく、人が集まる「集いの場」で利用できる商品を打ち出した。

近年のギフトの傾向として、自分でしっかりと商品を知った上で、ギフトを贈る人が増えており、試食を増やした。試食をすることで、自家用として商品を購入するお客も増えているという。

写真3<ばらのギフトセンター>

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