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メガネスーパー/今期で債務超過解消の見込み

2015年12月08日 / 経営

メガネスーパーは12月7日、2016年4月期に債務超過を解消し、営業活動によるキャッシュ・フローがプレスになる見込みだと発表した。

同社は、2015年4月期に債務超過となり、上場廃止に係る猶予期間に入っている。

2015年4月期において、14億8700万円の当期損失を計上したことに伴い、期末純資産は9億6900万円の債務超過となった。

債務超過の解消を喫緊かつ最重要の経営課題であると捉え、「中期経営計画(2016年4月期~2018年4月期)」の各重点諸施策を着実に実行することにより、当事業年度通期における当期純利益4億4000万円の達成を確実なものするほか、マッコーリー・バンク・リミテッドに対して実行している第10回新株予約権など、継続的な資本増強策の検討と推進により、当事業年度中における早期の債務超過解消を企図していた。

かかる施策により、2016年第四半期累計期間における純資産は、7億9500万円改善し、1億7300万円の債務超過にまで改善した。

2015年4月期は、営業損失8億1000万円、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス11億4600万円を計上し、4期連続で営業利益と営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていた。

2016年4月期第2四半期累計期間は、ミドル・シニア層を主たるターゲットとする「アイケア重視のサービス型店舗モデル」への転換が進展し、競合他社との差別化要素であるアイケアサービスを軸とした各施策が支持を得ていること、価格体系の抜本的な見直しや販売費の最適化をはじめとする販管費の大幅な削減が継続していることなどを背景に、営業利益3億5600万円を計上し、黒字に転換した。

また、プレミアム保証制度の加入者が増加したことで、保証に係る前受金が増加し、売上より先にキャッシュが増加する資金構造に転換したことから、営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益よりも一段増加し、4億7500万円を計上し、黒字転換を果たした。

2016年4月期において、債務超過が解消されると共に、営業利益または営業活動によるキャッシュ・フローのいずれかがマイナスでなくなったことが確認された場合には、同期有価証券報告書の提出日にJASDAQ業績基準による猶予期間からの解除が東京証券取引所から公表される予定だ。

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