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味の素子会社/米仏で「低資源利用発酵技術」を本格導入

2012年11月13日 / 経営

味の素の100%子会社である味の素アニマル・ニュートリション・グループは、米仏両国での飼料用リジン生産において、次世代技術の「低資源利用発酵技術」を本格導入する。これにより、コスト競争力の強化などを図る。

あわせて、米国で乳牛用リジン製剤「AjiPro-L」を増産し、付加価値の高い新市場の開拓に努める。

「低資源利用発酵技術」は、従来より少ない原料や燃料での飼料用アミノ酸の生産を可能にする。将来の食資源の枯渇問題や地球環境にも配慮した革新的な生産技術とされ、味の素グループが研究開発を進めてきた。

「AjiPro-L」は、飼料用リジンを製剤化することで、これまで技術的に困難だった反芻動物への適用を可能とした製品。2011年4月に北米で発売した。近年、同製品の効用が市場で高く評価され、販売量が急拡大しているという。味の素アニマル・ニュートリション・グループは、市場の拡大に対応するため、来春から同製品の生産能力を倍増する。

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