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東洋水産/2013年3月期は増収増益、海外即席めんなど好調

2013年05月15日 / 経営

東洋水産は5月15日、2013年3月期連結決算を発表した。売上高は3445億2700万円(前の期比7.3%増)、営業利益は296億2300万円(16.1%増)、経常利益は319億9700万円(18.6%増)、純利益は172億8000万円(7.2%増)だった。

主力の国内即席麺事業は、9.7%増収、12.3%増益。カップ麺は、和風麺やワンタン類などの積極的な新製品の発売もあり、堅調だった。袋麺では、「マルちゃん正麺」から新たに塩味を発売。積極的なプロモーションを行い、好調に推移した。

海外即席麺事業は、22.7%増収、58.8%増益。値上げや、大手量販店との連携強化、積極的な販売活動などで、主に中南米を中心に好調に推移した。円安もポジティブに作用した。

低温食品事業は、2.1%減収、1.1%減益。主力の3食焼そば類は、キャンペーンやリニューアルを実施したものの、微減となった。うどん、そば類は堅調だったが、生ラーメン類は価格競争に巻き込まれ、苦戦。冷凍食品では、主力の業務用冷凍麺が低価格競争のなかで厳しい状況が続いたものの、外食産業や産業給食での新規開拓と販売強化により、順調だった。

水産食品事業は、0.6%減収、94.3%減益。養殖鮭鱒・サバなどの市況悪化、三陸地域の子会社の復興による原価償却費の増加などや、円安が利益を押し下げた。

2014年3月期については、売上高を3700億円(前期比7.4%増)、営業利益を310億円(4.6%増)、経常利益を320億円(前期から横ばい)、純利益を200億円(15.7%増)と見込んでいる。

通期の為替レートは、1ドル=94円を想定。

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