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味の素/コートジボワールに「味の素」の包装工場、西アフリカ11か国で事業

2013年05月16日 / 経営

味の素は5月15日、同社のアフリカ地区での販売を担う「西アフリカ味の素」が、コートジボワールの最大都市アビジャン市の工業団地内に、コンシューマー向けうま味調味料「味の素」の包装工場を建設し、4月から本格稼働したと発表した。

<ヨプゴン工場>

ヨプゴン工場

コートジボワールでは、2012年1月に西アフリカ味の素を設立。同国内向けに「味の素」の販売を開始した。当初はナイジェリアの「ウエスト・アフリカン・シーズニング」から「味の素」の完成品を輸入し、販売していた。

しかし、今回の包装工場設立により、「味の素」の原料を「ブラジル味の素」から輸入し、現地で消費者のニーズに合わせて小分け包装し、販売することが可能となった。

これにより、コートジボワールだけでなく、経済交流が活発化する周辺国を含めた西アフリカ11か国をひとつのエリアとし、同エリアにおける事業拡大を図る。

11か国の内訳は、コートジボワール、マリ、ブルキナファソ、トーゴ、リベリア、シエラレオネ、ガンビア、セネガル、ギニア、ギニアビサウ、ガーナ。

今後は風味調味料、加工食品までをみすえた商品展開を計画しており、2016年に売上高約25億円を目指すという。

<西アフリカ味の素社販売地域 味の素資料より>

西アフリカ味の素社販売地域 味の素資料より

■新工場の概要
名称:ヨプゴン工場
所在地:コートジボワール共和国アビジャン市ヨプゴン工業団地内
生産品目:うま味調味料「味の素」の包装
敷地面積:土地 約2ha、建物 約2765㎡

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