ファンケル/エステサロン手がける子会社譲渡、債権を放棄
2013年06月13日 / 経営
ファンケルは6月13日、100%子会社であるノイエスの全株式を譲渡することで相手先と基本合意したと発表した。あわせて、同合意に基づく譲渡が行われる場合に、ノイエスに対する債権を放棄する決議をしたことも明らかにした。ノイエスは、エステティックサロンを経営する子会社。
相手先と、譲渡額は非公表。株式譲渡日は未定としている。
放棄する債権の総額は9億1200万円。このうち6億1900万円については、2013年3月期までに貸倒引当金を計上済み。債権放棄を行う場合に新たに計上する損失額は、引当金の額との差額2億9300万円。
今回の譲渡について、ファンケルは、ノイエスの業務改善に努めたものの、厳しい事業環境を打開できなかったため、有力他社への経営統合が不可欠と判断したとしている。