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日清食品HD/フィリピン合弁会社に追加出資、即席麺事業を強化

2014年12月02日 / 経営

日清食品ホールディングスは12月2日、シンガポール子会社の「日清シンガポール」を通じて、同社とほか2社が出資するフィリピンの合弁会社の株式24%を1日に追加取得したと発表した。取得金額は公表していない。

追加取得したのは、即席麺の製造販売を手がける「ニッシン-ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション」の株式。同社に出資するユニバーサル・ロビーナ・コーポレーションから14%、同じく出資企業の三菱商事から10%、合計24%を追加取得した。

これにより、ニッシン-ユニバーサル・ロビーナに対する日清シンガポールの株式保有比率は49%となり、同社は日清食品HDの持分法適用会社となる。残り51%を保有するのは、ユニバーサル・ロビーナ。

ユニバーサル・ロビーナは、合弁事業以外に、独自ブランド「Payless(ペイレス)」を中心に即席麺事業を展開してきた。今回の決定により、同社の「ペイレス」にかかわる即席麺事業の生産設備や在庫などの資産は、ニッシン-ユニバーサル・ロビーナが取得することとなった。

日清食品は、ニッシン-ユニバーサル・ロビーナへの追加出資で、フィリピンにおいて機動的な資源投入や意思決定を行える環境を整備し、事業展開の強化につなげる考えだ。

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