日清食品HD／タイで新工場稼働、袋麺市場に本格参入

2013年08月01日／経営

日清食品ホールディングスは8月1日、タイの子会社「タイ日清」が、新工場を7月1日に竣工し、同日稼働したと発表した。投資額は約38.4億円。

＜タイ日清　竣工した「ナワナコン工場」＞

これまで、タイにおいてはカップ麺を中心に事業展開してきたが、新工場の完成を機に、タイの袋麺市場に本格参入する。タイでは、即席麺市場の約90％を袋麺が占める。

袋麺の新商品展開に当たっては、グローバルブランドの「NISSIN」を全面に打ち出す。食感と形態で差別化された「麺」を前面に押し出し、シェアの拡大を図る。

日清食品は、タイ日清に対し、海外戦略を加速するための重要な輸出拠点としての役割も課し、活用する考え。新工場で製造した商品は、タイ全土に加え、シンガポールなどにも展開する。

同社は、4月に発表した中期経営計画において、2015年に約1000億円の海外売上高達成を目標に掲げている。

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