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日本コカ・コーラ/環境2020年目標を策定

2015年04月13日 / 経営

日本コカ・コーラと全国7社のボトリング会社等で構成するコカ・コーラシステムは4月13日、環境2020年目標を策定した。

2020年までに製品のカーボンフットプリント(製品ライフサイクルの中で排出するCO2の量)を2010年比で25%削減を目指す。

対象範囲を拡大し、製品の原材料から容器、製造、配送、そして販売(主に自動販売機)までを取り組みの対象とし、2020年までに国内市場に設置されているすべての自動販売機をノンフロン化し、温暖化係数の低い自然冷媒を採用する。

2020年までに持続可能な素材をすべてのコカ・コーラ社製品に採用するとして、軽量化や空容器の回収・リサイクル推進の取り組みに加え、ペットボトルを使用するすべてのコカ・コーラ社製品に、植物由来の原料を使用したPETまたはリサイクルPETを使用したペットボトルの採用を目指す。

水の使用効率の改善、水の再利用と排水管理の徹底、そして水資源涵養の取り組みを通じて、2020年までに製品製造に使用した量と同等量の水を自然に還元する。

2010年比で原単位で約60%の水使用効率の改善、製造プロセスで使用する水の再利用と、自社基準または国内基準のうち厳しい方の基準を採用した排水管理の徹底、流域保全計画や地域の水関連計画への支援を通して、飲料となる分の水量を新たに育み、工場水源域の水資源を涵養する。

2020年までに飲料や容器の原材料となる主要な農産物を100%持続可能な供給源からの調達を目指す。

原材料調達における独自認証「持続可能な農業に関する指針(SAGP)」に適応する調達を行い、日本では、お茶やコーヒー豆、酪農製品に重点を置いた持続可能な農業推進に取り組んでいく。

SAGPは、職場環境や人権、環境保護、農業管理システムなどの領域において、コカ・コーラシステムが目指す高い管理基準を定義した独自認証。

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