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味の素/北米で、ドライ食品・冷凍食品事業を一体運営

2013年07月17日 / 経営

味の素は7月17日、米連結子会社「味の素ノースアメリカ(AJINA)」のコンシューマーフーズ部門に、「アメリカ味の素冷凍食品(AFU)」の開発・マーケティング・販売部門を統合したと発表した。統合は4月に行った。

これに伴い、AJINAはAFUの敷地内に新事務所を開設。7月から調味料・加工食品などのドライ食品事業と冷凍食品事業の開発・販売の一体運営を本格的に始める。

<AJINAコンシューマーフーズディビジョン新事務所外観>
AJINAコンシューマーフーズディビジョン新事務所外観

同社の推定では、北米のコンシューマーフーズ市場は63兆円(2011年)規模で、ここ5年の間年率1%で安定的に伸びているという。

冷凍食品市場において、AFUはアメリカ人の嗜好にあった製品を供給する「顧客対応型開発営業」を推進。大手量販店向けの販売を中心に順調に事業を拡大してきた。

今回の再編により、AJINAはこの冷凍食品事業の成功モデルをドライ食品事業へ展開する。

北米のドライ食品事業・冷凍食品事業において、AJINAはより現地の嗜好にあった製品の開発・営業の一体運営を加速させ、2020年度までに売上高約3億ドル(約300億円)への拡大を目指す。

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