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矢野経済研究所/パーソナルギフト市場は6.3%増

2010年01月06日 / トピックス

矢野経済研究所が1月6日に発表した「ギフト市場に関する調査結果2009」によると、パーソナルギフト(カジュアル)の2008年市場規模は3兆4000億円にのぼり、前年比6.3%増となった。

同調査でのギフト市場は、パーソナルギフトと法人ギフトの2分野を対象とする。パーソナルギフトは、誕生日、バレンタイン、クリスマスなどの個人的なイベントや日常に密着したプレゼントにあたる「カジュアルギフト」と、中元・歳暮、披露宴引き出物などの儀礼やしきたりに則った「フォーマルギフト」で構成。法人ギフトは企業が贈るギフト。ギフト雑貨や中元・歳暮用途も含めて算出している。

2008年のギフト市場規模は前年比100.4%の17兆300億円だった。ギフト市場は、中元・歳暮等の儀礼的贈答は減少しているが、カジュアルなパーソナルギフト市場が拡大しているため、市場規模は微増で前年実績を上回った。2009年も前年比微増で推移する見込だ。

パーソナルギフト(カジュアル)の2008年市場規模は3兆4000億円(前年比6.3%増)だった。誕生日やバレンタインデー、クリスマスなどの個人的なイベントや日常に密着したプレゼントにあたるパーソナルギフトは、てごろな価格のプチギフトや、体験型ギフトが市場を牽引した。

儀礼的ギフトが減少し、カジュアルなギフトが増加する一方、贈る品も贈るタイミングも多様化している。贈る相手が喜ぶものであれば何でもギフトになるため、服飾雑貨や花などのギフト定番品だけでなく、業務用文具や消耗品などの「モノ」や、家事サービスやアクティビティ、高級温泉旅館宿泊券などの「コト」などもギフトとして選ばれるようになった。

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