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矢野経済/2008年の呉服小売市場は11.6%減の4033億円

2009年06月23日 / トピックス

矢野経済研究所が6月23日発表した「呉服市場に関する調査結果2009」によると、2007年呉服小売市場規模は前年比9.4%減の4560億円、2008年は11.6%減の4033億円となる見通しだ。

「呉服催事販売大手2社の倒産を契機に、催事販売だけのビジネスは限界を迎えている」と指摘。現時点では市場に与えるインパクトは小さいが、生き残り戦略は新規顧客の獲得しかないと同研究所は見ている。

2009年の小売市場規模予測は、2008年比20.4%減の3210億円規模となる見込み。大手小売業が店舗の撤退を行い、店外催事の販売分を店頭でカバーできない状況が続き、消費低迷と相まって縮小幅が拡大する。一方、海外市場の開拓など、新たな動きもあり、2010年以降は回復の可能性もあるという。

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