2009年化粧品総市場／1.3％減の2兆2840億円

2010年10月15日／トピックス

矢野経済研究所は10月15日、化粧品市場に関する調査結果2010を発表した。調査によると、2009年度の化粧品総市場規模は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比1.3％減の2兆2840億円と推計された。

2008年秋以降の景気後退の影響を受けて2008年度に引き続き縮小した。スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランスなどの他の製品カテゴリーが市場を縮小させた中で、唯一男性用化粧品のみが拡大した。

これまで男性のスキンケアでは、洗顔料やフェイスペーパーなどが中心であったが、メーカー各社は、化粧水や美容液などのスキンケア商品を強化している。

製品カテゴリ別の構成比は、スキンケア市場46.1％、メイクアップ市場22.5％、ヘアケア市場18.5％、フレグランス市場1.2％、男性用化粧品市場4.4％、その他7.3％となった。

なお、2010年度の総市場規模は2兆2820億円と予想されている。

調査概要
調査期間：2010年6月～9月
調査対象：化粧品ブランドメーカー、化粧品受託メーカー、化粧品原材料メーカー・商社、流通業者
調査方法：専門研究員による直接面談、電話ヒアリング、文献調査の併用

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