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主要百貨店92社/8割超が前期比減収

2010年10月15日 / トピックス

帝国データバンクは10月14日、主要百貨店92社の経営実態調査を発表した。調査によると、主要百貨店92社の2009年度の業況は、売上高の前期比減収企業が76社と全体の82.6%を占めた。

<売上高上位10社>

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減収企業76社をみると、売上規模では年商500億円未満の中堅クラス、地域では東北、北陸、中部、中国が苦戦した。

収益面では、2008年度に比べて赤字企業が増加した。三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロント リテイリング(大丸、松坂屋)、エイチ・ツー・オー リテイリング(阪急、阪神)、セブン&アイ・ホールディングス(そごう、西武)の「5大系列」以外の電鉄系列や独立系の企業の半数超が赤字となった。

地域別では、東北、中国、四国では半数近くの企業が2期連続赤字になった。

自己資本比率では、「30%以上」「10%以上30%未満」が減った一方、「5%未満」「5%以上10%未満」の企業が増加した。

■第2回主要百貨店92社の経営実態調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p101004.pdf

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