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首都圏品不足/買い置き需要が落ち着けば収束の見通し

2011年03月15日 / トピックス

震災に伴い首都圏各社の食品スーパー・コンビニで品不足が生じている。品不足について、3月15日段階での各社の対応を聞いた。
イオンでは、首都圏の一部の店舗で品不足が発生しているが、通常の物流は確保している。東北地方への商品供給を優先しているが、首都圏についても商品供給量の確保に努めている。
関東以西の物流センターを活用して、西から東へ商品を動かす取り組みを既に開始しているという。
セブン&アイは、店舗への商品供給自体はできている。ただ、通常とは異なる買い置き需要のため、商品供給を上回る需要が発生している。現在、関東以西の取引先の開拓を含め、商品供給ルートの見直しを進めている。
セブン-イレブン、イトーヨーカ堂ともに水、カップラーメン、電池など防災関連商品の品不足があるが、ガソリンの供給の回復や買い置き需要の落ち着きがあれば、品不足は収束する見通しだという。
西友は、ウォルマートの調達網の活用を含めて商品部を中心に品不足の解消へ向けた取り組みを開始しているという。
ローソンは、店舗で品不足は、急激な商品動向の変化と物流センターの在庫などの問題によるもの。弁当・惣菜などを含め、生産拠点の震災の影響は少ないことを確認しており、商品は充分に確保できている。
ガソリンの供給不足の問題もあり、生産から物流センター、店舗までの商品フローに支障が発生しているもので、ガソリンの手当てがつけば品不足は解消する見通しとしている。

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