流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





スポーツアパレル市場/2011年は3.4%減の4895億9000万円

2012年01月06日 / トピックス

矢野経済研究所は1月6日、スポーツアパレル市場に関する調査結果を発表した。調査によると、2011年のスポーツアパレル国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、4895億9000万円(前年比3.4%減)の見込みとなった。
アウトドアウエア、陸上・ランニングウエアがプラス成長で推移、サッカーウエア、バスケットボールウエアがほぼ横ばいとなったほかは、全てのカテゴリーで前年比を下回る見込み。
2011年のトレーニングウエア国内出荷市場規模は、1078億円(4.2%減)の見込み。価格競争力が強い低価格衣料チェーンの台頭によって、主力アイテムのウォームアップウエア(トレーニングジャージ)が苦戦を強いられた。
特に、高機能を必要としないスポーツのエントリー用途や日常用途の需要を奪われている。SPA型低価格衣料チェーンは、ライフスタイルからスポーツまで幅広い商品ラインナップを構成しているため、スポーツ用品専門店などのスポーツ流通が購入する場としても選択されず、厳しい状況に立たされている。
2011年の機能性アンダーウエア国内出荷市場規模は、312億円(2.0%増)の見込み。マラソン人気による競技人口の拡大に伴い、主にエントリー層を中心とした市民ランナーの需要を取り込むかたちで新たな成長を果たしている。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧