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スポーツアパレル市場/2014年は2.3%増の5241億円

2014年12月19日 / トピックス商品経営

矢野経済研究所は12月19日、スポーツアパレル市場に関する調査結果2014を発表した。

調査によると、2014年のスポーツアパレル国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比2.3%増の5241億3000万円の見込みとなった。

ゴルフウエア、ライフスタイルウエア、スキー・スノーボードウエアが前年割れとなったものの、サッカー・フットサルウエアなどその他の9カテゴリーにおいては、前年を上回る見込みとなっている。

トレーニングウエア国内市場規模は、1.8%増の1231億円の見込み。健康、美容志向によるスポーツへの関心の高さが続き、スポーツウエアに対する需要は依然大きいことから2014年もメーカーは出荷拡大を見込む。

しかし、夏場以降の天候不順などを理由として店頭販売の苦戦が続いたことで、2013年と比較して流通在庫が多くなっており、冬のセール期間においては在庫整理のためのクリアランス合戦という「消耗戦」が展開される可能性が高いものと考える。

サッカー・フットサルウエア国内市場規模は、9.5%増の392億円の見込み。若年競技者数の増加を背景としたチームウエアの安定した需要に加え、ワールドカップ開催で日本代表のレプリカウエアが特に好調な売れ行きとなり、前年を大きく上回る見込み。

アウトドアウエア国内市場規模は、6.2%増の800億円の見込み。若い女性を中心とした登山のエントリー需要に2013年までほどの伸びは見られなかったものの、機能性だけでなくファッション性が高まり、日常のライフスタイルウエアとしての需要を拡大したことで高成長を見込む。

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