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呉服市場/2011年は7.1%減の2880億円

2012年01月10日 / トピックス

矢野経済研究所は1月6日、呉服市場に関する調査結果を発表した。調査によると、2011年の呉服小売市場規模は2880億円(前年比7.1%減)の見込みだ。
大手専門店チェーンは、2006年以降の催事販売の縮小を受けて店頭での新規顧客の獲得に注力し、既存店舗の見直しなどを図ってきた。既存顧客への付加サービスを充実させたことなどが奏功し、厳しい状況が続く中でも、一部に明るい兆しも見えてきている。
近年の呉服業界では、着付けをきっかけにしてきものの販売を行う業態の伸びがよく、メーカーや問屋が参入するなど注目を集めている。
初心者も着付け教室をきっかけとして自分で「きもの」を「着られる」「着こなせる」ようになることで着用機会が拡大し、購買意欲が刺激される。こうした流れは、よりパーソナルでカジュアルなきものという新たな需要を生む可能性があるという。
呉服市場には、正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等を含む。市場規模は小売金額で算出し、レンタルきものは含まない。

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