マクドナルド/夕食対応強化「夜マック」に初のごはんバーガー
2020年01月28日 16:30 / 商品
日本マクドナルドは2月5日~5月中旬、17時~閉店までの時間帯別メニュー「夜マック」の新商品として、初のごはんバーガー3種を発売する。
「ごはんてりやき」単品税込390円・セット690円、「ごはんベーコンレタス」「ごはんチキンフィレオ」各単品410円・セット710円を販売するもの。1月28日、都内で商品発表会を開催した。
バンズにごはんを使用したごはんバーガーを販売するのは、日本マクドナルドとして初めて。「てりやきマックバーガー」「ベーコンレタスバーガー」「チキンフィレオ」のバンズをそれぞれ、パンではなくごはんに変更した。ごはんは焼きおにぎりをイメージした香ばしいしょうゆ風味を採用した。
下平篤雄副社長は、「2019年の全店売上高は前年比4.7%増と好調に推移した。マクドナルドならではの商品・サービスででお客様の期待を超えるため、夜マックに2年ぶりの新商品を投入する。夜マック開始以降は、夜の客数が増加し、マックで夕ご飯という人も増えている。一方で、夕ご飯には、パンではなくお米という日本人ならでなのニーズがある。また、30~40代では食の好みが変わり、より和食を好む傾向が強くなる。ごはんバーガーを提供することで、30代、40代のお客様が今まで以上に、マックに来店するきっかけとしたい」とごはんバーガーの狙いを説明した。
メニューマネジメント部の若菜重昭上席部長は、「マックの味がお米で味わえることを重視して商品開発をした。そのため、具材・ソースは通常メニューと同じものを使用している。マックの具材にあうお米のバンズを開発するのが大変だった。定番メニュー約20種と、お米のバンズを組み合わせて、ベストな組み合わである3つのメニューを商品化した。店舗での再現性やオペレーションの負荷を考慮したほか、しょうゆの配合、香りのたち方、食感、ごはんらしい粒感などを生かすバンズづくりに苦労した。具材・ソースは、通常メニューと全く同じのため、サイドメニューのポテト、コカ・コーラとの相性も抜群にいい」と商品開発のこだわりを説明した。
日本リサーチセンターが発表した「食の嗜好」を元に、マクドナルドが独自にした試算によると、10代~20代に比べて、30代~50代は和食の嗜好が10ポイントほど増加する。年齢を重ねるとともに、和食への嗜好も高まる傾向がある。
マクドナルドは、ランチタイムが行列ができる店舗が多く、朝は朝マック、ティータイムはマックカフェやスイーツと時間帯別メニューで、それぞれの時間帯の利用シーンにあったメニューを投入している。
夜マックの時間帯別メニューに、夕ご飯を明確に意識したごはんバーガーを発売することで、より夜の集客力を高めていきたいという。
今回は、初めての取り組みであるため、今後のごはんバーガーの定番化については、未定となっている。
1月28日に都内で開催した商品発表会では、漫才コンビのナイツ、ラグビー選手の田中史郎選手が登場。漫才の披露や試食などをした。
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