冷凍食品/2020年家庭用数量・金額ともに過去最高、業務用数量は13%減
2021年04月21日 12:40 / 商品
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日本冷凍食品協会は4月21日、2020年の冷凍食品の生産・消費調査結果(速報値)を発表した。
国内生産は、数量が155万1000トン(対前年比2.3%減)と前年を下回り、金額(工場出荷額)は7028億円(0.7%増)と前年をわずかに上回った。
業務用は、数量が78万トン(13.0%減)、金額は3279億円(14.1%減)と大幅に減少し、数量は1990年以来30年ぶりに70万トン台となった。一方、家庭用は数量が77万1000トン(11.4%増)、金額は3749億円(18.5%増)と大幅に増加し、いずれも最高値となった。
業務用と家庭用の比率は、数量ベースでは、ほぼ半々、金額ベースでは初めて家庭用が上回ったという。
小分類の品目で前年に対して量的に大きく増加したのは、炒飯(19.5%増)、ギョウザ(9.6%増)、うどん(3.9%増)、スパゲッティ(8.8%増)などとなっている。
財務省貿易統計による冷凍野菜輸入量は、103万3000トン(5.2%減)と6年ぶりの減少。輸入額は、1867億円(7.1%減)と4年ぶりの減少となった。
国内消費量(「冷凍食品国内生産量」「冷凍野菜輸入量」「調理冷凍食品輸入量」の合計)は、284万トン(3.6%減)、1人当たりの年間消費量は0.8キログラム減少し、22.6キログラムとなり、過去最高だった前年からいずれも減少した。
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