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一風堂/自動調理販売機で24時間いつでも90秒で本格ラーメン提供

2022年09月05日 14:10 / 商品

力の源ホールディングスは9月5日、傘下の「力の源カンパニー」が運営するラーメン店「一風堂」が開発に携わったラーメン2種が米国シリコンバレー発の自動調理販売機「Yo-Kai Express」(ヨーカイ エクスプレス)の新商品として販売されると発表した。

<一風堂 博多とんこつラーメン>
一風堂 博多とんこつラーメン

「Yo-Kai Express」は「Yo-Kai Express Inc.」の提供する自販機型の自動調理ソリューション。熱々に調理した食事を24時間コンタクトレスで販売する。食品は丼に入った形状で筐体(きょうたい)内に冷凍保存されており、メニューごとに設定された最適な調理を経て最短90秒で提供する。

9月1日から、一風堂プロデュースの「一風堂 博多とんこつラーメン」「IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン」(各税込み980円)を採用。羽田空港第2ターミナル1階自販機レストラン内、首都高高速11号台場線上り芝浦パーキングエリアで販売開始した。

<IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン>
IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン

決済方法は、キャッシュレスのみ(交通系ICカード、クレジットカード、電子マネー、QR決済)。

「Yo-Kai Express」は補充時の清掃やメンテナンスを行う以外はすべて無人営業で、24時間いつでもすばやく熱々のラーメンが食べられることから、早朝や深夜の利用者を中心に注目を集めている。同社としても、高速道路PAや病院、大学など通常の店舗での営業が難しい場所でもニーズに応えられることに期待している。

「Yo-Kai Express Inc.」は、2016年に創業したシリコンバレー発フードテックベンチャー。創業者でCEOのAndy Lin氏は、日本で見たうどんなどの自動調理販売機から着想し、「Yo-Kai Express」を独自に開発した。

米国内では空港、ホテル、病院、企業、大学、会議場、複合居住施設など、約50カ所に「Yo-Kai Express」を設置しており、これまでに20万食以上の提供実績がある。「Yo-Kai」の名は日本語の妖怪に由来し、どんな場所でもいつでも人々を楽しませたいという思いが込められているという。

「Yo-Kai Express」が飲食ブランドと協業して新しい商品を発売するのは今回が初めて。

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