100円ショップ市場/23年度に1兆円突破へ、アウトドア用品が好調
2023年04月13日 15:18 / 商品
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帝国データバンクが4月13日発表した「100円ショップ」業界動向調査によると、2022年度の市場規模は前年から7.2%(約671億円)増の約9969億円となる見込みとなった。
<2022年度の100円ショップ市場は約9969億円>
※出典:帝国データバンクホームページ(以下同)
このペースで推移すると、100均市場は2023年度に1兆円を突破するという。
最近の100円ショップは、クオリティーやデザインの見直し、最新のトレンドや細かな需要変化を捉えた新商品の投入など、価格にとらわれない商品訴求力も大幅に向上している。
特に、コロナ禍以降人気が拡大したアウトドアブームを取り込み、小型テントやアウトドアチェアなどのキャンプ用品、釣り具用品、DIY用品などの販売が好調だった。
100円ショップの1人当たり購買額を推定すると、2022年度は平均で月665円となり、増加幅は10年度以降最大となる47円となっている。
積極的な店舗展開や販売チャネルの多様化、アウトドア用品など日用雑貨以外の商品ラインアップが拡充されたことで顧客層が広がったこと、150~200円などミドル・ハイプライス商品の購入が増えていることなどが購買額の増加につながっているとしている。
店舗網も大幅な増加となり、大手4社の店舗数は23年3月末時点には9000店舗前後に達する見込み。前年から300店以上、10年前の2012年度からは3000店以上増加する。
各社とも年間100店超の新規出店を続けており、大手4社の店舗数は2023年3月末時点には9000店舗前後に達する。早ければ2025年度にも、国内累計で全国1万店規模を突破する見通しだという。
■問い合わせ先
帝国データバンク
東京支社 情報統括部
TEL:03-5919-9343
E-mail:tdb_jyoho@mail.tdb.co.jp
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