牛角/赤坂に都市型店舗の実験店オープン
2017年04月13日 16:00 / 店舗レポート
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レインズインターナショナルは4月17日、東京・赤坂に「牛角 赤坂店」をオープンする。
これからの牛角を担う都市型店舗の実験店の位置づけで、店舗内装を一新し、メニューも赤坂店限定商品を多数用意した。
ワールドダイニング本部牛角マーケティング部部長の本間達也氏は「牛角は創業から20年以上が経ち、店舗の改装や移転をする店舗も増えている。これからの牛角の半歩先を行くような取り組みに挑戦する店舗として赤坂店を出店する」と語る。
店内の内装を一新し、より落ち着きがあり重厚感のある内装とした。革張りのイスやソファを導入することで、ちょっと上質な雰囲気を演出する。
すだれを利用して、半個室的にも利用できる空間とすることで、より落ち着いて食事やお酒が楽しめる空間を提供する。
牛角では、炭火からガス火への転換を進めており、赤坂店もガス火のロースターを導入した。古い店舗は、テーブルの上部に排気口がついていたが、排気口付きのロースターを導入することで、開放感のある店舗を目指した。
これまでの店舗は、看板に炭火焼肉酒家「牛角」と記載していたが、炭火をやめてガス火を使用していることから、看板から炭火焼肉酒家の表示を外した。
ガス火は、炭火よりも火力が安定している利点と七輪を店内で持ち歩く必要がなく作業の安全性が高まるといった利点があり、今後の店舗はガス火を利用する方針だ。
赤坂は、ビジネスパーソンが多い立地であることから、夜のアルコール需要を取り込む施策として、独自メニューを増やした。
通常の牛角よりもアルコールメニューを増やし、ワインやクラフトビールなど取扱いを強化した。
クレソンとパクチーのチョレギサラダ(590円)、焼き野菜(390円~590円)、牛ホルモンのアヒージョ(690円)など、牛角にはないメニューを投入する。
主力の焼肉メニューでは、熟成ハラミ(890円)、国産ホルモン(7種・290円~690円)などを展開する。
飲みの〆メニューも強化し、〆の雲丹ごはん(490円)、〆の肉とろごはん(490円)や牛角汁なし担々麺(690円)などを用意した。
約3か月を目途に、赤坂店でメニューの注文状況などを検証し、好調な商品は既存の牛角のメニューに加えていく方針だ。
牛角の平均客単価は3250円だが、赤坂店では焼肉にプラスアルファのアルコールを加えて、4000円程度の客単価を目指す。
また、赤坂は外国人が多い立地であることから、ムスリム対応メニューにも対応する。
本間部長は「赤坂という立地は、ビジネスパーソンや外国人などさまざまな客層が見込める立地となっている。これまでの牛角の半歩先を行く提案を赤坂店ですることで、既存の牛角のメニューを進化させていきたい」と語った。
店舗概要
所在地:東京都港区赤坂3-12-11
セントラル赤坂ビル2階
TEL:03-5545-5029
営業時間:11時30分~翌3時
店舗面積:約102m2
客席数:50席
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