シャディ/世田谷区にアジア食品専門店「亜州太陽市場」2号店、2000アイテム展開
2022年07月07日 19:01 / 店舗レポート
ラオックスグループのシャディは7月8日、東京都世田谷区の小田急線千歳船橋駅前に、日本最大級の品揃えを誇るアジア食品専門店「亜州太陽市場 千歳船橋店」をグランドオープンする。7日、関係者向け内覧会を開催した。
「亜州太陽市場」は、2021年11月に吉祥寺で誕生し、アジアの明るく開放的で元気いっぱいなSunshine Marketをデザインコンセプトに、現地のマーケットの熱気や活気が感じられる異国情緒あふれる空間を演出している。
「本場の味をあなたの食卓へ」を合言葉に多様な商品を取り揃え、日本化されたアジアではなく、亜州太陽市場でしか見つけられない本場のオーセンティックな調味料、加工食品、冷凍食品、麺類、レトルト食品、お菓子、飲料など多彩なラインナップをワンストップで提供する新業態となっている。千歳船橋店は、2号店で世田谷区では初出店となる。
シャディの飯田健作社長は、「1号店の吉祥寺店がオープンしてから半年以上が経った。この間、吉祥寺店での実績も見ながら、2号店としてふさわしい立地を探していた。アジア食材は、気候的にも夏向けの商品が多い。吉祥寺店は冬にオープンしたが、好調だった。夏にオープンする千歳船橋店も期待できると思う。半導体不足の影響で、冷蔵・冷凍ケースが間に合わず、また、中国のロックダウンの影響で一部商品が入荷できなかった。8月頃を目途に、冷凍庫・冷蔵庫も導入できる予定で、2カ月かけて店舗を成長させていく」と出店の経緯を解説した。
千歳船橋店でも、「本場の味をあなたの食卓へ」を合言葉に、新たにスリランカ、ミャンマーを加えた14の国と地域のアジア食品を約2000種類取り揃え、日本化されたアジアではなく、亜州太陽市場でしか見つけられない本場のオーセンティックな商品を多彩なラインナップで展開する。
店内には、インスタント麺類約200種類、調味料約300種類、冷凍食品約160種類、レトルト食品約160種類、お菓子約150種類などに加え、新たなカテゴリーとして待望のアジアンフルーツやハーブなどの生鮮食品も導入する。
また、アジアは茶の生産量で圧倒的な一位を誇るエリアでもある。そこで、生産量一位の中国、二位のインド、四位のスリランカ、五位のベトナムのほか、タイ、台湾、マレーシア、韓国などアジア各国の紅茶、緑茶、半発酵茶、発酵茶、フレーバーティー、その他茶飲料を大幅に拡充した。
さらに、世界のコーヒー生産量ランキングを見ると、二位のベトナム、四位のインドネシア、八位のインド、マレーシアとなり、コーヒー生産量でも存在感を見せるアジアの各種コーヒーも取り揃え、両カテゴリー合わせて約200種類をラインナップし、日本最大級の品揃えでアジア地域のお茶、コーヒーをワンストップで提供する。
駅前立地であり、仕事帰りの単身者も来店しやすい立地のため、店舗入口にはレトルト食品売場を設置した。また、壁面にインスタント麺売場を設置し、気軽に立ち寄り、気軽にアジア料理を楽しめる工夫をした。国別商品構成比は、東南アジア30%、南アジア15%、韓国27%、中国28%程度となっている。
アジア食材は、日常生活になじみがなく、味わいが分からず、想像できないものが多い。そのため、世界一売れているインドのお菓子、世界一甘いインドのお菓子など分かりやすいキャッチフレーズの商品も展開する。
調味料など使い方が分からない商品も多くあるため、本格的な調味料のほか、プレミックスされたすぐに使える調味料も用意した。また、月に1回以上は、試食・試飲会を開催し、商品の味わいを知ってもらう機会を作る予定だ。
そのほか、地域と連携した取り組みとして、経堂(東京・世田谷区)の人気タイ料理店「タイ屋ソンタナ(SALA SONTANA)」の人気メニューを千歳船橋店限定でテイクアウト販売する。今後も、亜州太陽市場では地域との連携を一つの基軸として重視する。
また、千歳船橋店では、デリバリーサービスも実施する。店舗から2km圏を対象に、店舗で購入した商品を、購入金額5000円以上は500円、購入金額8000円以上は300円で、その日のうちに届ける。
昨年11月に1号店として開店した「亜州太陽市場 吉祥寺店」は、オープン以来、多くのお客が来店している。一方で、遠方のお客からは、「ネット通販でも買えるが、品揃えの全体像が分かりにくい」「近くに住んでいないので簡単には行けない。店内の雰囲気を知りたい」といった声が寄せられている。
今回、そういったお客からの声に対応すべく、千歳船橋店のグランドオープンにあわせて「亜州太陽市場」の世界観を体験できるようメタバース展開を開始する。実店舗、ECに続く、新たな空間として、実店舗をリアルに表現し、今後の拡張性を持たせた「メタバース太陽市場」を他チャネルの横に併設する。
遠方に住む人にも、「亜州太陽市場」の品揃えや雰囲気を感じてもらい、シャディギフトモール内の「亜州太陽市場オンラインショップ」での買い物や、実店舗に立ち寄るきっかけづくり、付加価値の高い体験の提供を目指す。引き続き、お客に楽しく快適なショッピング環境を届けられるよう、各チャネルの連携を高め、オムニチャネル化を加速するという。
飯田社長は、「インバウンド需要がなくなったラオックスの新規事業として立ち上げたが、非常に良い業態ができたと考えている。今後も立地を精査して、1店舗1店舗を丁寧に出店したい」と語っている。
■亜州太陽市場 千歳船橋店
所在地:東京都世田谷区桜丘2-29-16
営業時間:10時~20時30分
アクセス:小田急線千歳船橋駅南口から徒歩約1分
売場面積:約256m2
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