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相鉄ローゼン/小型店の新業態「品川南大井店」目標年商8.5億円

2023年09月27日 16:30 / 店舗レポート

相鉄ローゼンは9月27日、介護施設「ニチイホーム南大井」(東京都品川区)1階に「そうてつローゼン品川南大井店」をオープンした。

<そうてつローゼン品川南大井店>
そうてつローゼン品川南大井店

相鉄ローゼンは神奈川県を中心に51店舗運営しているが、東京23区内へは初出店となる。狭小立地の小型店でありながら、プロセスセンターを活用し、できたて総菜を作るシースルーキッチンを取り入れ、ライブ感を演出している。

<シースルーキッチン>
シースルーキッチン

鮮魚、精肉、ベーカリーはプロセスセンターを利用。厨房(ちゅうぼう)の面積を最小限に抑え、売り場面積を確保した。

食品5200SKU、家庭用品300SKUなど計5500SKUを取り扱う。年商目標は約8億5000万円。

<部門別SKU数>

取扱商品 青果 鮮魚 精肉 総菜 一般食品 菓子 日配 家庭用品
商品数 350 200 100 300 2300(うち酒600) 800 1,150 300
合計 5,500

同店周辺はスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが少ない。商圏(500m)は人口2万人・1万2000世帯。1人世帯が59.3%と突出している。

<狭小立地向けの新業態>
狭小立地向けの新業態

また、都平均より20代後半・30代の人口が多く、即食・簡便・時短商品を充実。できたて総菜を豊富にそろえ、ミニスーパーとの差別化を図り、毎日使い勝手のよい店舗を目指す。

同社広報は「スペースの効率的活用と作業の効率化することで、23区内など狭小立地でも出店できる新業態を開発した。週末のまとめ買いより、仕事帰りの食事、近隣小学校の子ども向けの菓子などを充実させているため、通常の店舗に比べて客単価は低くなると想定している。新業態の今後の出店は未定だ」と話している。

<シャインマスカットとクイーンルージュのセット>
シャインマスカットとクイーンルージュのセット

青果は、9月が旬のぶどうなどを用意。人気のシャインマスカットとクイーンルージュの食べきりセット、洗わずにそのまま調理できる袋入り野菜など時短商品がそろう。

<洗わずにそのまま調理できる袋入り野菜>
洗わずにそのまま調理できる袋入り野菜

葉山発祥のベーカリー「葉山ボンジュール」のパンも常時約30種類品ぞろえする。

<こだわりのあんぱん>
こだわりのあんぱん

こだわり食パンの「紬」、「紬」の生地とオリジナルおはぎのあんを使ったあんぱんも楽しめる。

<即食商品を集積>
即食商品を集積

パンの近くにシリアル、カップ麺、ジュースといった即食商品を集めた。

冷凍食品も強化しており、スープストック東京、ピエトロの商品も購入できる。

<スープストック東京の冷凍食品>
スープストック東京の冷凍食品

総菜も単身者向け、共働き世帯向けの商品を充実。店内で鉄板焼きした卵焼きとから揚げのセット、やきそばとお好み焼きのセット、精肉コーナーでも販売する鹿児島県産の赤鶏さつまを使用した親子丼などを取り扱う。

各地で賞をとった、1000円からのお手頃ワインも用意している。子ども向けに狭小店舗では珍しく知育菓子もそろえた。

<卵焼きとから揚げのセット>
卵焼きとから揚げのセット

同社の店舗数は、神奈川県内49店舗、東京都品川区1店舗(品川南大井店)、町田市2店舗(2023年9月27日現在)。

<介護ホームでも使える日用品もそろう>
介護ホームでも使える日用品もそろう

■そうてつローゼン品川南大井店
所在地東京都品川区南大井4丁目14番6号 「ニチイホーム南大井」1階
アクセス:京急線「立会川」駅より徒歩約7分、JR「大森」駅より徒歩約13分
営業時間:10時~23時
売場面積:約452.89m2
販売品目:食料品、家庭用品、その他
駐車場:なし
駐輪場:25台
従業員:正社員4人、パート・アルバイト25人(8時間換算)
レジ:4台(うち3台がセミセルフ)
目標年商:約8億5000万円

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