流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アイスコ/ジョイナステラス二俣川に冷食専門店、こだわり需要に応え600品並ぶ

2023年09月27日 16:15 / 店舗レポート

冷凍食品卸売とスーパーを運営するアイスコは9月28日、「ジョイナステラス二俣川」(横浜市旭区)に、冷凍食品専門店「FROZEN JOE’S(フローズン ジョーズ)」の2号店をオープンする。同27日、メディア向け内覧会が行われた。

<店舗内観>

「ジョイナステラス二俣川」は、相鉄線「二俣川」駅直結の商業施設。133m2の店内には、有名レストランのメニュー、全国の特産アイスなど冷凍食品約600品目がそろう。商品ラインアップは、ご当地グルメと外食メニューを特に拡充したほか、新たにミルクなどの冷蔵品約120品目を導入。冷食との相性が良い常温品も1号店(川崎市中原区)から倍増し、カレーや調味料など約60品目並ぶ。主要アイテムが1品500円前後のミドルアッパーな価格帯で、普段使いしやすい店を目指す。

1号店のような路面店とは異なり、今回は商業施設内の出店となる。一般の小売店に並ぶ大手メーカーの冷食は一切置かず、こだわり品が並ぶという特性から、ジョイナステラスにある食品スーパー「相鉄ローゼン」とは競合にならず、施設全体の回遊性アップにつながるため、出店が決まったという。

<三国専務>

今後の展開について、三国慎専務は「出店計画は未定だが、高付加価値品をそろえたセレクトショップ路線を継続する。店舗規模は25~50坪(82~165m2)を維持していく。弊社は卸売を行っているため、2000アイテム近く並ぶ売場づくり自体は可能だが、どこにでも販売しているアイテムは置かない。商圏の世帯年収を注視して、商品の価格帯・数量などレンジを変えず、こだわりのアイテムを提供していく」と説明する。

<昨年オープンした1号店>

FROZEN JOE’Sの1号店

また、1号店の現況について、三国専務は「オープンして約10カ月経ったが、客単価は出店時と変わらず1500円以上を継続している。1号店の営業を通じて、冷食のトレンドが想定以上の早さで変化することが分かった。例えば、コロナ禍では巣ごもり需要に合わせて大容量品が多く売れたが、現在では売上が落ちて、個食需要にシフトしている。定期的に商品を入れ替えており、昨年はクリスマスケーキなども販売した。新店でも季節品を取り扱う」と述べた。

<簡便・栄養バランス意識したアイテム並ぶ>

簡便性が高く、栄養バランスも意識した商品を多数用意した。ヘルシーミールの宅配サービス「グリーンスプーン」を常設販売を行うのは、同店が初めて。

<1号店で人気のアイテムを集積>

ナポリピッツァ世界チャンピオンの店 名古屋「チェザリ」の「匠ピッツァ マルゲリータ」(税込1242円)は、1号店で断トツ人気のアイテムだという。新店では「特別推奨品」コーナーに陳列しており、そのほかの上位人気アイテムとともに顧客へ訴求する。

取り扱い商品の選定について、フローズン事業部 営業本部の吉野 祥一 部長は「社内で月1回のペースで冷食の試食を行っており、商品の入れ替えなども実際に試食して決めている」と語った。

なお、「FROZEN JOE’S」の店名の由来だが、「冷凍上手」でありたいとの思いを込めている。JOE’S部分には、「Joy」、「Original」、「Eco」、「Speciality」といった意味も含むという。

■FROZEN JOE’S ジョイナステラス二俣川店
所在地:神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50-14 ジョイナステラス2 2階
アクセス:相鉄線「二俣川駅」
営業時間:10時~21時
店舗面積:133m2

■アイスコの関連記事
アイスコ/川崎に新業態の冷凍食品専門店、セレクトショップ目指す

関連記事

店舗レポート 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧