H&M/原宿に再オープン、国内初のウィメンズ特化
2024年04月18日 16:23 / 店舗レポート
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H&Mは4月18日、JR原宿駅前の商業施設「WITH HARAJUKU」(東京都渋谷区)内に「H&M 原宿店」をオープンした。
原宿では、日本2号店が閉店してから1年半ぶりの再出店となる。1階、中1階・2階からなる3フロア構成で、売場面積は合計約700m2。国内初の取組として、全商品ウィメンズに特化した品ぞろえとし、セルフレジも導入した。白やベージュを基調とした内装・インテリアで高級感を演出。ソファのあるテラスや、上質なフィッティングルームを有し、快適なショッピング体験を提供する。
H&Mジャパンのアネタ・ポクシンスカ社長は「原宿に戻りたいと前から考えていた。駅前で利便性の高いロケーションで、ファッションに重要なインスピレーションを得られる空間づくりに注力した。店舗規模に対するスタッフ人数の割合は、既存店と変わらない。店舗の良さを全面的に生かすために、スタッフには、お客様に対するサービスや交流に注力してもらうようした。
ウィメンズウェアの展開は、トラフィックを見た上で戦略的に決めている。ファッションにおいて女性が非常に影響力を持っていると考えており、ファッション発祥の地で店を構えるにあたり、発信力のあるお客様たちと関係を構築していきたいという思いでウィメンズに特化した。長期的に見た時、この店舗の役割が他店にも良い影響を与えられるよう展開したい。日本では、今後も店舗数を引き続き増やしていく」と述べた。
1階のエントランスには売場を設けず、展示機能のみ持たせた。事業の中核であるファッションを前面に表すように、約5メートル大型のLEDスクリーンに最新のコレクション動画を映している。展示物から顧客にインスピレーションを得てもらい、店内での買物を楽しんでもらうエントランスの造りにした。入口の左側には2階の売場につながるエレベーターがある。
階段を上った先にある中1階では、アジア限定製造のアイテムが並ぶ。「コルセットトップス」(税込1499円)などをリーズナブルな価格で取り扱う。
ウィメンズウェアに特化した初の売場では、ベーシックアイテムに加えて、オンラインで扱っているデザイン性の高いアイテムもラインアップ。アクセサリー類も販売し、これらを組み合わせてトータルコーディネートを実現する。ディバイデッドを好む層にも選んでもらえるようなウィメンズウェアを豊富に取りそろえた。
スペースに余裕を持たせた陳列で、商品の見え方が綺麗に見えるような展示にしている。靴下やタイツ、スマホケースにバッグなどの小物類を並べるボックスも、既存店よりも整理整頓された状態で売場に置かれるという。
なお、同日発売のデザイナーコラボレーション・コレクション「rokh H&M(ロク・エイチ・アンド・エム)」の商品のみ、メンズも用意している。
フィッティングルームは木目調の個室にベンチ付きで、使いやすさと高級感を両立させた。
国内で初めてのセルフレジを3台導入し、顧客の利便性を高める。
2階奥には、1階から直通のエレベーターを設置しており、入口と店内をつなぐ。
テラスでは、ソファに加えてファッションのインスピレーションになるような雑誌を用意しており、読みがらくつろげる。なお、ソファクッションにはH&M HOMEのカバーを用いた。
オープンから4日間、H&Mメンバー限定で利用できるフォトブースを用意した。かつて原宿で人気を集めたプリシール機をイメージしたもの。H&Mロゴ入りフレームで写真撮影できる。印刷された写真にはQRが付き、SNSに画像を掲載できるという。
取材・執筆 古川勝平
■H&M原宿店
所在地:東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU1~2階
オープン:2024年4月18日
売場面積:700m2
取扱商品:ウィメンズ(期間限定品のみメンズも含む)
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