プロント/鎌倉・若宮大路沿いに「和カフェ Tsumugi」旗艦店2/6オープン
2025年02月04日 14:11 / 店舗レポート
プロントコーポレーションは2月6日、神奈川県鎌倉市に「和カフェ Tsumugi 鎌倉店」をオープンする。4日、報道向け内覧会を開催した。
「和カフェ Tsumugi」業態として16店舗目、「築地本願寺カフェ Tsumugi」に続く路面店2号店、旗艦店となる。
和風カフェとして、食事はお茶漬け・御膳セット・パスタ・丼を約10種類ラインアップ。スイーツ約13種類、日本茶中心にドリンク約16種類をそろえ、オールタイム利用しやすい店づくりを行っている。
フレキシブルに営業時間を設定できる路面店の強みを生かし、「築地本願寺カフェ」に次いでモーニングタイム(8時から)の営業も行う。
マーケティング本部 マーケティング部の安楽聡マネージャーは「路面店はショッピングセンターへの出店と違い、朝早く営業でき、地元と連携したメニューを出せるのが強み。築地本願寺カフェの成功に続き、鎌倉店をTsumugiをPRする旗艦店とし、さまざまな実験的な試みも行いたい」と意気込みを語った。
主要ターゲットは、通常の「和カフェ Tsumugi」と同じく30~50代女性。鎌倉のシンボルである鶴岡八幡宮に続く若宮大路沿いに立地しているため、インバウンドの利用も見込む。
鎌倉店の平均客単価は約1700~1800円(全国平均は約1300~1400円)と設定している。
同業態は顧客の9割が女性で、ショッピングセンターのメインターゲットと同じため、出店の要請が増えているという。2025年は鎌倉店のほか、5~6店舗出店する予定だ。
鎌倉店の看板メニューは、鎌倉の名店の味を一度に楽しめる「鎌倉紬御膳」(税込み2750円、鎌倉ブレンドティー付き)。毎朝8時から終日提供し(数量限定、なくなり次第終了)、朝食としても楽しめる。
メインは「山安鎌倉店」の「金目鯛の西京焼き」と「鎌倉肉の石川本店」の「相模牛ハンバーグ」のどちらかを選択。小鉢は9品のうち5品が鎌倉ゆかりの品で、井上蒲鉾店の「梅花はんぺん」、鎌倉とも乃の「茎わかめの佃煮」「しらす山椒」、鎌倉あきもとの「高菜巻大根」、三留商店のピクルスビネガーを使用した「紅芯大根のピクルス」がそろう。
毎日店舗で仕込む自家製の「けんちん汁」は、昆布とシイタケでとる植物性のだしを使用し、新鮮な野菜と豆腐を使っている。
また、鎌倉店限定スイーツとして、袋布向春園の抹茶を使用した自家製の濃い抹茶ムースと粒あん、バター、白玉をはさんだ「濃抹茶生・どらやき」(鎌倉ブレンドティーとセットで880円)が登場する。
セットのお茶の「鎌倉ブレンドティー」は、さわやかな甘みと香りの高さをもつ大河内煎茶とハーブ、ゆずの香りを楽しめる。鎌倉市の花・リンドウと、明月院といった名所で親しまれているアジサイの色をイメージした、紫の水色のブレンドティーだ。
そのほか、定番人気「天然水の削り氷」をはじめとした和スイーツ、京都府産の碾茶(てんちゃ、抹茶の原料)を練りこんだ「京抹茶の生パスタ」、色とりどりの主菜と副菜を楽しめる「紬のお膳」、創業百六十年の歴史をもつ大阪の老舗茶屋「袋布向春園(たふこうしゅんえん)本店」の日本茶も用意している。
こだわりの「天然水の削り氷」には、New Innovations 社が提供するかき氷の全自動調理ロボット「Kakigori Maker」を導入。昨年からオペレーション改善のため、同社では全自動調理ロボットの採用を進めている。
■和カフェ Tsumugi 鎌倉店
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-36 雪ノ下ビル1階
アクセス:JR鎌倉駅から徒歩約8分
店舗面積:約201.65m2
席数:81席(テーブル席69席/座敷席12席)
営業時間:8時~18時
定休日:なし
https://www.cafe-tsumugi.jp/
取材・執筆 鹿野島智子
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。