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カジュアル衣料/9月の既存店ユニクロなど4社増、秋物好調

2018年10月11日 17:00 / 月次

カジュアル衣料5社の9月度の営業概況によると、既存店売上高は、ユニクロ(ファーストリテイリング)6.0%増、ユナイテッドアローズが4.4%増、ライトオン7.1%増、ジーンズメイトは5.9%増と4社が増収だった。

一方、マックハウス9.1%減とマイナスとなった。

<ジーンズメイト店舗イメージ>
ジーンズメイト

■ファーストリテイリング(2017年8月期:売上高1兆8619億円)
既存店+Eコマース(既存店計759店舗)売上高6.0%増、客数3.4%増、客単価2.5%増。

直営店+Eコマース(直営店計784店舗)売上高5.4%増、客数3.0%増、客単価2.3%増。

出店3、退店2。直営店784店。

9月は、中旬以降は気温が低く推移したことにより、秋物商品の立ち上がりが好調で、既存店売上高は増収となった。

■ユナイテッドアローズ(2018年3月期:売上高1544億円)
小売既存店売上4.4%増、ネット通販既存店売上15.2%増、小売既存店客数3.5%増、小売既存店客単価0.8%増。

小売全店売上1.4%増、ネット通販全店売上2.1%増、小売全店客数0.0%、小売全店客単価1.5%増。

9月は月中旬からの気温低下により、メンズではシャツ、カット、パンツ、ウィメンズではシャツ、カーディガン、パンツ、スカート、ワンピースなどの秋物需要が動いたほか、著名ブランドのダウンジャケットなどが好調だった。

9月は前年同月に比べて休日が2日多く、小売+ネット通販既存店売上高前期比に対して+3.1%程度の影響があったと推測される。

なお、台風21号、24号の影響で関西地区を中心とした店舗、北海道胆振東部地震の影響で北海道内の全店舗が1日以上の休業をしており、既存店の換算から除外している。

子会社のCHROME HEARTS JPのビジネスユニット売上高前期比は60.%減、コーエンの全社売上高前期比は16.9%増。

■ライトオン(20日締、2017年8月期:売上高767億円)
既存店売上7.1%増、客数4.0%減、客単価11.5%増。

全社売上7.0%増、客数4.5%減、客単価12.1%増。

出店1、退店0、9月度末店舗496店。

9月中旬から気温が下がったこともあり、秋物商品の販売が好調。

商品動向としては、ナショナルブランドのスウェットトップスやプライベートブランドの機能性ボトムス、またジーンズを中心にライトオン40周年別注モデルが堅調に推移した。

■マックハウス(2018年2月期:売上高308億円)
既存店売上9.1%減、客数6.4%減、客単価3.0%減。

全店売上7.7%減、客数3.0%減、客単価4.9%減。

出店3、退店2で9月末計414店舗。

9月は、非常に強い台風や北海道の地震により、店休や営業時間短縮などの影響があり、厳しい販売となった。
   
商品動向は、気温の低下に伴い、長袖シャツ、ニットなどの秋物商品が売れ筋だった。

■ジーンズメイト(20日締、2018年3月期97億円)
既存店売上5.9%増、客数8.3%減、客単価15.5%増。

全店売上6.7%減、客数14.8%減、客単価9.4%増。

9月度末店舗数75店。

ユニセックス需要を取込めた事で、ナショナルブランドの商品を中心に帽子やバッグなどの服飾雑貨が好調に推移した。

都心部の店舗を中心にインバウンド需要も堅調で、既存店は前年実績を上回った。

これにより既存店売上高は、前期8月度から14か月連続で前年実績を上回り、好調を維持している。

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