カジュアル衣料5社/11月既存店売上高はユニクロ7.6%増、しまむら16.0%増
2025年12月08日 13:53 / 月次
カジュアル衣料5社の11月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ7.6%増、しまむら16.0%増、アダストリア1.2%増、ハニーズ0.8%減、ライトオン11.4%減となった。
| 11月 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
| ユニクロ | 7.6%増 | 8.4%増 |
| しまむら | 16.0%増 | 16.0%増 |
| アダストリア | 1.2%増 | 4.3%増 |
| ハニーズ | 0.8%減 | 1.5%減 |
| ライトオン | 11.4%減 | 32.6%減 |
■国内ユニクロ事業(2025年8月期:売上高1兆260億円)
既存店(755店)+Eコマースの売上高7.6%増、客数2.8%増、客単価4.7%増
直営店(784店)+Eコマースの売上高8.4%増、客数3.5%増、客単価4.7%増
出退店は、出店0店、退店1店
11月は6日にドイツのミュンヘンに「レオポルドシュトラーセ店」を初出店、27日にオーストラリアの「エンポリアム メルボルン店」を増床し、旗艦店としてリニューアルオープンした。
■しまむら事業(2025年2月期:売上高6353億円)
既存店売上16.0%増
全店売上16.0%増、客数13.4%増、客単価2.3%増
出店4、退店1、月末店舗数1419店
気温低下に伴い、婦人・紳士アウター衣料やインナー商品が売上を伸ばした。婦人・紳士アウター衣料では「FIBER HEAT」の羽織物やトレーナーなどが好調。インナー商品では、健康意識の高まりを背景に展開している「活き活きラボ」姿勢サポートブラジャーが継続して売れ筋となった。
■アダストリア(2025年2月期:売上高2931億円)
既存店売上高1.2%増、客数2.4%増、客単価1.2%減
全店売上高4.3%増、客数6.7%増、客単価2.3%減
出店5、退店1、月末店舗数1333店
気温の低下に伴い、冬物商品の販売が堅調に推移。ブランド別では、ニコアンド、レプシィム、ハレ、ヘザーなどが好調だった。
■ハニーズ(2025年5月期:売上高577億円)
既存店売上高0.8%減、客数0.9%減、客単価0.1%増
全店売上高1.5%減、直営店客数1.7%減、直営店客単価0.2%増
出店0、退店1、月末店舗数868店
前半は秋冬物の動きがよかったものの、後半は気温が下がり切らず冬物販売が伸び悩んだ。商品では、ジャケット、ニットが売れ筋だった。
■ライトオン(2025年8月期:売上高281億円)
既存店売上高11.4%減、客数0.2%減、客単価11.2%減
全社売上高32.6%減、客数24.6%減、客単価10.6%減
出店0、退店0、月末店舗数226店
レディース商品が堅調に推移した一方で、メンズトップスとグッズカテゴリーの品ぞろえ・準備面の遅れが影響した。実店舗の既存店客数は改善傾向が進み、11月度は前年を上回る水準まで回復した。
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