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日本チェーンストア協会/3月は外出自粛で家庭内消費需要が増加

2020年04月22日 15:50 / 月次

日本チェーンストア協会が発表した3月のチェーンストア販売概況(会員企業55社、1万621店)によると、総販売額は1兆338億円(店舗調整後前年同月比0.8%増)となった。

部門別の販売額では、食料品7133億円(7.1%増)、衣料品631億円(22.3%減)、住関品1968億円(2.6%減)、サービス19億円(20.8%減)、その他585億円(19.6%減)。

店舗調整前では、総販売額4.4%減、食料品0.6%増、衣料品29.1%減、住関品5.4%減、サービス31.6%減、その他19.2%減だった。

<総合スーパー(イメージカット)>
総合スーパー(イメージカット)

3月度は、外出自粛要請もあり家庭内での消費需要が増えたことから、食料品は好調に推移した。一方、衣料品、住関品は苦戦したが、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。

惣菜は、温惣菜は苦戦、要冷惣菜は、和惣菜はまずまずの動きだったが、洋惣菜の動きは鈍かった。弁当、寿司はまずまずの動きだった。

その他食品は、米、パスタ関連、麺類、インスタント麺、乳製品、牛乳、乳酸菌飲料、飲料、ヨーグルト、カレー・スープ類、はつみつ、缶詰、納豆、豆腐、冷凍食品、ホットケーキミックス、シリアル、米菓、酒類などの動きは良かったが、チョコレート、飲用酢などの動きは鈍かった。

農産品は、たまねぎ、じゃがいも、大根、キャベツ、白菜、人参、ピーマン、きゅうり、長いも、カット野菜などの動きは良かった。果物では、柑橘類、りんご、いちご、メロン、バナナなどの動きは良かったものの、輸入ぶどう、アボカド、カットフルーツなどの動きは鈍かった。

畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きも良かった。

水産品は、冷凍まぐろ、サーモン、うなぎ、生・塩鮭、はまぐり、干物などの動きは良かったものの、刺身盛り合わせ、生まぐろ、丸物、切身、ちりめんなどの動きは鈍かった。

医薬・化粧品は、体温計、うがい薬、ボディ・ハンドソープ、除菌スプレー、キッチン洗剤、衛生用品などはまずまずの動きだったが、カウンセリング化粧品、ボディケア、フェイスケア、ヘアカラー、ウィック、芳香剤などの動きは鈍かった。

日用雑貨品は、卓上コンロ・ボンベ、フリーザーバッグ、ペーパー類、ウエットティッシュ、キッチン用品、TVゲーム、学習ドリル、エコバッグ、タオルなどの動きは良かったものの、ランドセル、弁当箱、子供用おむつ、玩具、新入学用品などは不調に終わった。

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